今更ながらMacbook Mシリーズのマルチディスプレイ化について考える。
私の机上には2020の M1 Macbook Pro, 会社支給の M4 Max Macbook Pro , 2023年頃に組んだ13世代Intel CPU搭載の自作PCがある。これをチョイチョイ切り替えて使用している。
自作PCをゲーム機としてしか使ってないのがなんかダサいので、開発機として仕立て上げたい。そのためにはできればマルチディスプレイで運用したい。欲を言うならマルチディスプレイで運用するならば手持ちのM1 Macbook Pro もマルチディスプレイに対応させたいところ。会社支給Macbookももちろんつなげたい..。何が必要か調べてみる。
マルチディスプレイの謎
そもそもマルチディスプレイなんてハブ買ってくりゃいけるだろ、と思っていた。しかしAppleが独自CPUに移行した2020年ごろから状況は違うものになっている。Apple の Mシリーズのチップは複数の外部ディスプレイに対応していないことが多いのだ。これはチップのアーキテクチャによるものらしい。昔のMacはIntelがよろしくやっていた領域なので、昔からPCに詳しい人のほうが混乱する話かもしれない。
この制約はしばらく続いたようで、AirだとM1, M2, M3, 無印だとM1, M2のMacbookがディスプレイ1枚しか対応していなかった。
ワークアラウンド
ProとはいえMaxと比べれば廉価版グレード..。マルチディスプレイは諦めるしかないのか..。しかしワークアラウンドはあるようだ。
M1 Display.com によると、対応策としてはDisplayLinkとSiliconMotionの2択ある。マーケットでよく目にするのはDisplayLinkだろう。これはソフトウェア的に仮想画面を増設するもので、ドライバが必要なほかCPUパワーを食ってしまうのが弱点なのだが、これによってハードウェア制限を受けずにUSB接続により画面を広げる事が可能だ (参考)。
ところでDisplayLink対応のこのアダプタは結構値が張る。単機能のものでも5000円程度する。おそらくDisplayLinkチップの価格そのものが高いのだと思われる。2020年ごろから高価なドッキングステーションが出回っているのはこういった事情があったからだと思われる。
比較的新しいMacでは
最近のMacbookやMaxシリーズでは外部ディスプレイを複数枚サポートしているものも多い。ところがこれは過去のIntelのような規格とは異なるようだ。
一般的にマルチディスプレイに対応しようとすると、MSTという規格で対応することになる。これは信号を重畳する方式で、DisplayPortだけでデイジーチェーンやスプリッタによる分岐などに対応する。ところが、Macbook は(執筆時点で最新の)M4 Maxであっても、このMSTには対応していない。Thunderboltのポートに物理的に信号を複数流しているようで、それに対応したドッキングステーションが必要になるらしい。
また、画面数制限は相変わらず厳し目で、更に拡張する場合は結局DisplayLinkにたよることとなる。
デイジーチェーンに関してもDELLのU2725QEなどのThunderboltハブが内蔵されているモデルを利用し、Thunderboltでチェーンすることとなる。
DisplayLinkに対応させるかMacbookを購入するか
最近の廉価版グレードのMacbookでも複数外部ディスプレイに対応しはじめていることから、これからDisplayLink対応ハブは市場には出回らなくなることが予想される。そのため、正攻法はMacbookを新しく買ってしまうことだろう..。