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デス・ストランディングをようやくプレイした

2025-08-21

デス・ストランディング買った

デス・ストランディングをようやくプレイした。 2ではなく、初代の方。PlaystationではなくPC版のほう。正確には Death Stranding Director’s CUT。

やりこみはあまりしていないが、とりあえずストーリーを完走、その後少しプレイしている。

配達のゲーム?

「配達」というかなりニッチなテーマのゲームなので、今まで手が出せないでいた。 何をゲームに期待していいかわからないためだ。

それに、既存のゲームであっても「配達」の要素があるゲームは多い。 NPCに何かを届けてくれ、とか誰かを護衛してくれ、といったイベントだ。

大抵の場合なんらかの制限がプレイヤーに課せられる。 制限時間や武器制限、片手が使えなかったり速度が落ちたり。またNPCの予期せぬ動きのせいでゲームオーバーになり、挙げ句イベントを最初からやりなおし、ということになってしまう。こういったことから面白さよりも面倒が勝ってしまい、個人的にはあまり「配達」ミッションにあまりいい印象はない。

シミュレータとしての良さ

しかし、デスストランディングの「配達」のゲーム体験はさすがに非常にうまくできていた。

巷ではウォーキングシミュレータなんていわれるが、これが褒め言葉になるぐらい、歩きはうまく表現されていたと思う。 お気に入りは下り坂でこけそうになるところ。 勢いが一旦ついてしまうと簡単には止まれなくなるのだ。 そうそう、上りよりも下りのほうがしんどいときあるよなあ、と主人公に共感してついつい没入してしまった。

また、重量物を背負うとこちらまでなんかしんどくなってくる。 サムに限界近い重量をもたせるとなんだか申し訳なくなって、「ごめんな、サム..」と思いながら物運びをするのだ。

こういった一歩一歩がリアルな挙動のゲームで、10分ないしは15分先の配達先までとぼとぼ歩いていくゲームで結構楽しめた。

気になってしまった点

しかしながら、どうしても気になってしまう点はある。 全体のマップをリアルなアメリカを模している点だ。

デスストランディングのアメリカの端から端までさくさく歩いてしまうと、実際は座礁地帯に出会うので正確にはわからないが、30分程度で走破するだろう。Redditの考察によればナウルと同じくらいの面積だそうである。

フィクションの国ならあまり気にならないが、リアルなアメリカとの対比にどうしても違和感を感じてしまう。せいぜいマンハッタン分ぐらいしか歩いてないのにもう西海岸に到達したんだが?

さらに川や山の地形がどうしてもミニチュアに見えてしまう。

これも実際のアメリカ大陸をそのまま縮小してしまったことでの弊害かと想像する。 小川がそのまま大海にそそいだり、急峻な高地がせいぜい3,4メートルぐらいしかなかったり、、。 各地形があまりに小さくミニチュアの上に立っているような感覚に陥ってしまう。

また、各ノットシティの小ささも気になる。キャピタルノットシティだけは背後に巨大な都市を抱えていたが、他のノットシティに関してはここに数万を超える人間が住んでいるのが想像できない。 せめて地下都市が発展していて、インタフェースたる配達受取口だけが地上に出ている、みたいな説明がほしかった。 地上の街や朽ちてしまったハイウェイも、このスケールのまま存在していたとはちょっと考えにくいランドスケープだった。

総じてミニチュアな全体マップとミクロな各地形や都市のスケールが頭の中で矛盾してしまうのがちょっと気になったってこと。マクロは縮尺が極端に小さくて、ミクロはほぼ現実世界なので、この接続はやはりゲームだと難しいのかもしれない。

一方でこのミニチュア感はポジティブな視覚効果としての面もあって、大きなスケールを気軽に楽しむことができるのだ。実際はたかだか30m程度しか登ってないのだが、その頂上から振り返ってみると、とんでもない絶景が広がっている。その道程がほぼロッククライミングでハードな道のりであればあるほど、報われた気持ちになるのだ。

2がStreamにでたら買うかもしれないな。 その前に国道建設を繋げなきゃ..